2015年10月21日水曜日

ウズベキスタンで用を足す:タシケントで出会ったトイレとその使い方

「ワオ・・・」
国外の旅先で思わずこんな一言が無意識のうちに口から出る場所といえば、トイレではないだろうか。それも、どちらかといえば発展途上にある国のトイレ。

バザールや観光地では、ひっそりと「ТУАЛЕТ」とキリル文字で書かれていることが多い。
ロシア語でトイレという意味で、トゥアリェーットと読む。

ウズベキスタンもご多分に漏れず、多くの日本人にとってはある意味で驚きを伴い、一部の人にとっては懐かしさを伴うトイレが存在する。
もちろん、それなりに名の知れたホテルやショッピングモールにあるようなトイレは申し分なく、日本と同じ、あるいはそれ以上の美しさを誇ることも多い。だが、ウズベキスタンで出会うトイレ全てにそのレベルを求めることは、残念ながらまだまだ出来ない。


今日は、私自身がウズベキスタン滞在時代に出会ったいくつかのトイレと、関連情報をいくつかお届けする。当然ながら記事中には「閲覧注意」とまではいかないが、食前・食中・食後の読者の皆様にはオススメできない写真も含まれるので、ご注意いただきたい。

ウズベク語で表記されたトイレの建屋。
ウズベク語ではХОЖАТХОНА(Xojatxona)、ホジャットホナと発音される。

ウズベキスタンには日本のようにコンビニやスーパーがあちこちにあるわけではなく、頻繁にトイレに立ち寄ることはできない。観光客が気軽に立ち寄ることのできるトイレは、基本的にバザールやホテル、観光地(広めのモスクやマドラサだと敷地内にある)などに限られるだろう。


バザールや観光地にあるトイレは上の写真にあるような外観をしていて、入り口で200〜500スム程度(10〜30円)を支払うと、ザラザラとした紙をくれる。しかし、これが新聞紙や信じられないほど硬いザラザラとした紙?だったりするので、個人的にはトイレットペーパーを持ち歩くことをお勧めしたい。

ウズベキスタンのトイレットペーパーは、日本の小中学校のプリントでもおなじみの「わら半紙」をさらに固めたものに似ている。
とにかく固い。お尻痛い!

なお、少々アレな話だが、もらった紙も、持ち歩いていた紙も足りない場合には200スムと500スムで拭くという最終手段もある。それぞれ価値が低いので、トイレのゴミ箱を見ると「使用済み紙幣」が入っていることも珍しくない。

注意事項として、使用済みの紙は流すべからず。便器の傍にあるゴミ箱に捨てなくてはならない。ウズベキスタンのトイレの水圧が弱いのと、日本と違ってトイレットペーパーが水に溶けないため、流すとすぐに詰まってしまう。


前置きが長くなったので、そろそろウズベキスタンのトイレを紹介したい。
まずは伝統的なトイレから。日本の伝統的な「ぼっとん便所」と同じく、深い穴に用を足す。こうしたトイレは今では郊外や地方でしか見ることができず、観光目的で行った場合にはまず使うことはないのでご安心いただきたい。

ウズベキスタンの典型的な田舎のトイレ。
足元は石造りだったり、木だったりと、その様子はいろいろ。

万が一こうしたトイレに入ることがあったら、あらかじめ家人に紙をもらっておいたほうが良いだろう。ちなみに、手前にある鉄の壺の中には水が入っていて、汚れた箇所や、手を洗うのに使われる。
当然ながら、デリケートな場所をこの壺の水を使うわけだが、他のイスラーム地域同様に左手で洗う。不浄なものは左手で済ませるので、基本的には一般的な水洗トイレであってもトイレットペーパーやゴミ箱が左側に備え付けられていることが多い。

壺をアップに映すとこんな感じ。
田舎だと、この壺の中の水には雨水が使われることも珍しくない。

基本的には、まず左手に紙を持ってあらかた拭き、右手に壺を持って左手で洗い、濡れているのが気になるのならさらに紙で拭く。最後は左手から壺の水で洗うのが一般的な流れである。

ちょっと綺麗めのトイレ。
観光地の屋外だとここまで綺麗なものは少ないが、施設内だとこのタイプが多い。

上のトイレはコンサートホールやレストランなど、屋内施設で一般的なトイレ。このほかに、日本と同様に洋式トイレも多く普及しており、このペルシア式水洗トイレとの普及率は大体五分五分。
この場合は、ゴミ箱とバケツが左手側になるように、つまり入り口側に顔を向けてしゃがみこむのが一般的だが、誰も見ていないのでしやすい方で大丈夫である。


そして、おそらく多くの観光客が訪れるであろうバザールのトイレは、少々冷や汗モノであることが多い。
いわゆる中国の「ニーハオ・トイレ」はウズベキスタンにもある

上の写真は最近改修されたであろう、地方都市にあるバザールの綺麗なトイレ。
だが、着目すべき点は扉がないところ。いわゆる中国の「ニーハオ・トイレ」で、用を足すときには壁側ではなく、通路側を向いて行う。隠れていて見えないが、手前の柱の陰にゴミ箱などがある。

バザールのトイレには扉があるタイプも多いが、だいたいが閉まらなかったり、基本的に大事な部分が隠れなかったりと、まさにアドベンチャー。現地の人々も同様に用を足すので、誰も気にしない。ここは恥ずかしがらず、経験だと思って用を足してみるのもアリかも。扉の開け閉めの手間は省けるし、意外に開放感がある (何)


大学などの教育施設にあるのは大概このタイプのトイレ。
これは建設会社のホームページから。

なお、私のように留学生としてウズベキスタンで過ごす場合は、多くは大学のトイレにお世話になるだろう。私自身もなんどもお世話になった。
大学のトイレは大体が白を基調とした、上の写真のような外観だ。前に紹介したペルシャ式便器のことも多い。
上の写真は建設会社が提示するものなので相当綺麗だが、多くは3割増しくらいで汚い。しかし、バザールよりはマシで、扉だって閉まる。
もちろん、洋式であっても紙を流してはいけない。必ず備え付けのゴミ箱があるので、使用済みの紙はそこに捨てよう。

注意事項として、旧ソ連ならどこにでも共通することだが、洋式は便座がないことが多い。しゃがむというか、中腰で膝をプルプルさせながら用を足すか、ヒールを履いていない場合は便座の上に一度立った上でしゃがんで用を足す・・・という方法など、これに関しては個人のお好みで。

Мは男性で、Жは女性。こんな風に適当に書いてあることが多い。

なお、トイレには基本的に「М」だとか「Ж」というキリル文字が書いてあるが、Мが男性でЖが女性であるこれはロシア語から来ている。ウズベク語の場合は男性がErkak、女性がAyolである。覚えておいて損はなさそうだ。


ちなみに、「トイレどこ?」という表現は覚えておいて損はない。もちろんToilet? と英語で聞くのもいいが、せっかくなので余裕があればウズベク語とロシア語も覚えておきたい。
ウ) Xojatxona qayerda? (ホジャットホナ・カイェールダ?)
ロ) Где туалет? (グジェー・トゥアリェーット?)

というわけで、ウズベキスタンのトイレはなかなかパンチの効いたものが多いが、それも楽しむ目的の一つになり得るかも・・?
なお、個人的にはトイレ写真を集めるのが一時期趣味ではあったので(変態)、もし旅行をされた方で「こんなに面白い・スリリングなトイレがあった!」という情報がありましたら、コメントなどでお知らせいただけると、執筆者が喜びます。(変態)


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